第16回通常総会を開催しました。

関東鉄源協同組合では第16回通常総会を9月27日、東京の東武ホテルレパント東京にて開催しました。

総会においては、昨年度の事業報告、次年度計画、役員改選などの各議案は滞りなく承認されております。

以下に理事長・山下雄平の挨拶および事業報告を掲載いたします。

 

山下雄平
理事長 山下雄平

 

理事長 山下雄平

 

「このところ相場は右肩上がりにあり、個々の事業者の業績にはプラスに作用しましたが、組合の共同輸出船積みにとっては厳しい一年になった面もあります。入札を行った時点では高値であっても、船積みを実施する時には安値となり、皆様には負担になったと思われます。ただ、そのような中で、契約数量22万4000トンに対し、実際の出荷量は22万3917トンとほぼ100%と、安値の船積みであっても皆様が出荷割当量を守っていただいたことに頭が下がる思いです。組合の入札に関しては様々な意見もありますが、我々の行う事業は海外の指標価格にもなっており、事業にプラスに働く部分も多いはずです。船積みに関しては、大型化に伴うリスク低減のため、積み期間の15日短縮や成約残数量が2か月間で5万トン以内になるよう、仕組みの変更も行いました。また、我々の業界の景気も東京オリンピック後どうなるか分からず、中国や韓国などこれまで輸入国であった各国との競合も起きてくるでしょう。こうした事態に対応するため、鉄源ブランドの構築、更にコンテナ輸出の研究も継続する方針です。日々刻刻と目まぐるしい状況変化もありますが、皆様と一致団結して組合事業を推進していければ幸いです」。(要旨)

 

 

また、平成29年度(2016年8月〜2017年7月については、契約期限の短縮に伴い、落札数量が前期比5万2000トンもの大幅減となり、22万トン、売上数量も同比3万8000トン減の22万4000トンとなりました。しかしながら、売上金額は、落札平均価格が2万4921円と前期比で6283円上昇したことから、5億5000万円増の約57億円を計上いたしました。なお、29年度は品質管理面でも大きな成果が見られ、返品数量も前年比54%減になりました。

 

今後とも当組合へのご支援をよろしくお願いいたします。

 

2017年9月27日 関東鉄源協同組合