関東鉄源協同組合では第12回通常総会を9月26日、茨城県神栖市の鹿島セントラルホテルにて開催しました。
今回の総会では、組合が月例で行っている入札に参加している16商社をオブザーバーとして初めて招待しました。
なお、昨年度の事業報告、次年度計画などの各議案は滞りなく承認されております。
以下に理事長・山下雄平の挨拶および事業報告を掲載いたします。
理事長 山下雄平
理事長 山下雄平
「組合の設立理念などを幅広く知っていただくため、今年4月に開設した組合ホームページには、近隣のアジア各国だけでなく、ロシアやドイツ、インドなどからも閲覧されている。このことは組合の落札価格が東アジアの指標価格として関心が高いことの表れだ。また、今回の総会より初めて応札商社の方々に参加いただいたが、商社の皆様には組合の活動内容についてご理解いただき、来月以降の入札につなげて頂きたい。なお、業界環境は高炉・流通などで再編の動きが加速し、また、組合では0.2μSV/hと厳しい管理を行っている放射能の問題も収束の目途が立たないなど、厳しい状況が続いている。こうしたなかで、東京オリンピック開催が決まったことは明るいニュースだが、組合にとっては、開催地近隣での船積みへの配慮が求められる可能性もある。現在、そして将来予想される課題について、組合員の皆様と協力して乗り越えていきたい」(要旨)
また、当期(2012年8月〜2013年7月)の実績については、売上数量24万9000トンと過去最高を更新いたしました。売上金額は73億円にのぼります。平均価格は2万9227円となり、輸出先は韓国8万7000トン、ベトナム5万9000トン、インドネシア5万7000トン、台湾4万4000トンです。中国への輸出は、組合設立以来初のゼロとなり、韓国も前期比で38%の減少となりましたが、ベトナムやインドネシア向けが過去最高の数量となりました。
今後とも当組合へのご支援をよろしくお願いいたします。
2013年9月26日 関東鉄源協同組合